株主・投資家の皆様へ
平素は格別のご高配とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社第93期中間連結会計期間が終了しましたので、概況につきご報告申し上げます。
2026年6月
代表取締役会長兼CEO藤城 豪二
第93期連結会計年度の概要
当連結会計年度における世界経済は、中東情勢による原油価格高騰をはじめ、不透明感の高まる展開となりました。米国では関税影響による物価上昇が起因し個人消費が伸び悩んだ一方、中国では雇用の不透明感があるものの、対米輸出の他地域への切り替えにより外需好調となり、堅調な推移となりました。また、日本では物価上昇の影響を受けつつも、賃上げや投資拡大により底堅い推移となりました。
当社グループが主として関連する自動車業界においては、米国ではEVを中心に販売が低迷したものの、ハイブ リッド車の販売が増加しました。中国では中国系メーカーを中心に、国内販売及び輸出が引き続き堅調に推移しました。一方、アセアンでは高金利や融資基準の厳格化により需要の伸びが鈍化し、販売は伸び悩みました。日本では販売が軟調に推移しました。
このような経営環境のもと、当社グループの当連結会計年度においては、前年同期比で売上高はファルテックグループでの減少が主因となり減収、営業利益は品種構成の影響により減益となりました。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、持分法投資利益および保有資産売却益により増益となりました。
26中期経営計画の推進
当社は、既存事業であるパワートレイン分野と、新たな成長分野であるフロンティア分野の「両輪経営」を基本方針とした26中期経営計画を着実に推進しております。
パワートレイン分野では、エンジン搭載車の拡大が見込まれる市場において、生産能力の増強を図るとともに、グローバルな生産体制の合理化を目的として、高効率生産ラインの導入を計画的に進めています。
フロンティア分野では、EV化の進展に伴い拡大が見込まれる軽量化ニーズに対応するため、アルミ事業の拡大を目的として、アルミダイキャスト技術を保有する企業の出資持分を当社連結子会社により取得することといたしました。さらに、東京都が実施する「大企業等の保有資産を活用したオープンイノベーション促進事業(TokyoCross Lab)」において、参加企業5社の一社として採択されており、今後、次世代モビリティや先端産業分野におけるスタートアップ企業との協業が期待されています。
また、投資家の皆様に当社株式をより一層保有・売買していただきやすい環境を整えるため、株式分割を実施するとともに、低採算資産の圧縮や自己株式の取得などを通じて、資本効率の向上および株主還元の充実に努めました。今後も、収益力の強化と資本効率の一層の向上を図りつつ、株主・投資家の皆様との対話・コミュニケーション活動にも引き続き注力してまいります。
株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。